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建築展 「Architecture as Ecopolitics——地政学的リアリズムに基づく設計思想の再編」
5/29(金)より東京藝術大学大学美術館陳列館にて同時開催される「美術展」・「建築展」のうち、「建築展」に参加します。
美術展 「未来都市の後で——阿頼耶識とデミウルゴス」
建築展 「Architecture as Ecopolitics——地政学的リアリズムに基づく設計思想の再編」
2026年5月29日[金] ― 6月7日[日] 10:00–18:00
東京藝術大学 大学美術館 陳列館 1階(東京都台東区上野公園12-8)
Architecture as Ecopolitics——地政学的リアリズムに基づく設計思想の再編
建築をめぐる政治性が近年、再びうかび上がってきた。特に2026年2月28日のロシアによるウクライナ侵攻を契機に、経済制裁、エネルギー戦略、資材輸送の停滞、そして石油化学製品の値上げや受注制限が次々と行われることで、建築の現場は混乱に陥っている。我々が突きつけられているのは、現代建築の側面を持つことが明らかになったと言える。
その背景には、近世以降、社会の近代化とともに生まれた官僚組織によって統治される都市(第一形態都市)、20世紀以降の民間資本による開発を基盤とした消費都市(第二形態都市)、そして現代において鉄筋コンクリートの炭化において膨大な熱エネルギーを必要とするが、その供給を可能にしたのが石油を基盤とした工業化を経ることで、合成樹脂の建材、防水シート、接着剤などのあらゆる要素に石油化学製品が浸透している。
すなわち現代の建築は構造から仕上げに至るまで石油依存の上に成立しており、建築の価値もまた、石油を媒介とした物流や経済活動によって規定され、安全保障上の脆弱性とも結びついている。人々の居住環境が他国の政治的・軍事的状況に規定される現代において、建築はもはや純粋な空間芸術ではあり得ない。
ル・コルビュジエが生み出した第三形態都市と呼ぶべき、石油というインフラに支えられた20世紀型の大都市圏における建築と、自ずと姿を異なるものとなる。
本展覧会では、素材をめぐる建築の政治学「Ecopolitics」をテーマに、石や土を中心とした自然素材を活用することが模索され始めてきた。そこで本展覧会では、素材をめぐる建築の政治学「Ecopolitics」をテーマに、石や土を中心とした自然素材を活用することで環境を成立させるための政治的実践として捉え直される。
一時代の地政学的リアリズムに基づく設計思想を再編することで、建築は人々が自律的な居住環境を成立させるための政治的実践として捉え直される。
[藤村龍至]
参加建築家
秋吉浩気+山田宮士里
Assemble
石山友美
伊藤暁
岩元真明+千種成顕
神本豊秋
川島範久
黒川哲郎
塚本由晴
中田裕一+中田理恵
能作文徳+常山未央
畑克敏
浜田晶則
藤村龍至
藤本壮介
葉祥栄
キュレーター: 藤村龍至
主催
東京藝術大学 藤村研究室
藤村龍至/赤城佑真(教育研究助手/丸山翔悠/水野岳瑠/阿河駿成/竹内佑有/中嶋諒
企画協力
能作文徳